作業メニュー:コンプリート車両製作

エンジンオーバーホール

業者様・一般ユーザーの方問わず、車両ごとのお持ち込み、エンジン一式のお持ち込み・ヘッドのみ、腰下のみ等お受けいたします(業販価格についてはお問い合わせください)。
一般に迷信のように言われ続けている不安要素を出来る限り払拭し、安心して乗り続けられるエンジンにします。

オーバーホール

内容一覧(これらが全てではありません)

エンジンフルオーバーホール

なるべく現状のパーツを使用するのか、新しいパーツに交換するのか、サンドブラストやペイントなどを施すのか、どのような乗り方をするのか、または全てお任せ等、打ち合わせの上での作業となります。

※フルクロームめっきエンジン・致命的な箇所へのクラック有などはお断りさせて頂く場合があります。

各部ベアリングレースラッピング

コネクティングロッドビックエンド・クランクケースレースなど、実走行により摩耗したものは当然ですが、
新品の社外クランクケースや、新品の社外コネクティングロッドには特に重要です。

各部ベアリングレースラッピング

クランク組み立て/芯出し

発熱量の少ないロングライフなエンジンにする為に必要となります。
また、芯の出ていないクランクで走行しているとクランクケースクラックなど致命的なダメージにつながります。

クランクバランシング

不快なバイブレーションを抑え(ハーレー独特の振動はなくなりません)、ロングライフなエンジンにする為の作業です。 当社独自の計算式によるスタティックバランスとなります。
バランスファクターのリクエストもOKです。写真のようなウェイト穴埋めなどもお受けします。

※ダイナミックバランスについてはお問い合わせください。

クランクバランシング

各部ブッシング製作・入替・ラインリーマー仕上げ

ハーレーのエンジンはベアリングではなくブッシングを使用している箇所が多く、そのどれもがラインをきちんと出してリーム加工をしなくてはなりません。
また、ニードルベアリング部をブッシング仕様へのカスタマイズも致します。

各部ブッシング製作・入替・ラインリーマー仕上げ

カムケース内エンドプレイ・各ギヤバックラッシュ合わせ

カムのシャフト部やスラストワッシャーが変色している車両や回転数と同調してウィーンというモーターのような音がする車両は要注意です。

カムケース内エンドプレイ・各ギヤバックラッシュ合わせ

コーンケース以前の車両は、アイドラー+サーキットギヤシャフトの芯出しが必要となります。

コーンケース以前の車両は、アイドラー+サーキットギヤシャフトの芯出しが必要となります。

カムギヤ、ピニオンギヤにはそれぞれカラーコードでマッチングがあるので合わせる必要があります。
社外品のカムシャフトに交換する場合は要注意です。

カムギヤ、ピニオンギヤにはそれぞれカラーコードでマッチングがあるので合わせる必要があります。社外品のカムシャフトに交換する場合は要注意です。

上記の作業を行い、この状態に規定トルクにて組み、 ピニオンシャフトを指で回した時に全てのギヤが異音や過度な負荷なくクルクルと回る様に仕上げます。

コーンケース以前の車両は、アイドラー+サーキットギヤシャフトの芯出しが必要となります。

クランクケース特殊作業

ブリーザーギヤ部のボーリング+スリーブ製作

オーバーサイズギヤでは取りきれないダメージがある場合でも、この方法でケース交換せずに直せます。

ブリーザーギヤ部のボーリング+スリーブ製作

各部ベアリングやエンジンパーツなど多数在庫しています。

各部ベアリングやエンジンパーツなど

※その他ビックボアに伴うケースボーリングや各部追加工・修理、S&Sポンプ装着時の オイルライン加工などお問い合わせください。

その他

シリンダーボーリング

シリンダーボーリング
トルクプレート組み付け

シリンダーは、単体の時と、エンジンに組み込んだ時とでは、歪みが生じます。
ハーレーを筆頭にアメリカ製のエンジンの特徴である、ロングストローク+ビックボアの場合、 より顕著に表れるため、トルクプレートを使い、任意にエンジン組み込み状態に歪ませた上でボーリングします。

コーンケース以前の車両は、アイドラー+サーキットギヤシャフトの芯出しが必要となります。

※ 各車種トルクプレート用意してあります。

各車種トルクプレート
クリアランス

ひとくちにピストンと言っても材質や品質、乗り方などによって さまざまなクリアランスの取り方があります。
お任せの場合は、我々の豊富なデータを基にアドバイスいたしますし、お客様に指定していただくことも可能です。

クリアランス
ピストンリングギャップチェック・リング面取り・ピストンチェック

ピストンセットに入っているピストンリングもそのままでは使えない事もあります。
そのリスクを少しでもなくす様、必ず行った方が良い作業です。

ピストンリングギャップチェック・リング面取り・ピストンチェック1

圧縮リングも組み込み前に面取りしてあげる事で好効果が得られます。

ピストンリングギャップチェック・リング面取り・ピストンチェック2

新品ピストンでも写真の様なバリが残っている事も少なくありません。 通常のボーリング作業依頼の場合、ここまでの作業がセットとなります。
※スポーツスター883を1200にする場合、削りしろが大きいため別途料金が生じます。

ピストンリングギャップチェック・リング面取り・ピストンチェック3

ヘッドオーバーホール

・ご予算、仕様に併せてお見積もり後の作業となります。

ヘッドオーバーホール
バルブガイド製作・打替

特別なリクエストが無い限り、CAST+シールつきにて仕上げます。
マフラーからの白煙が気になる車両は特に必要です。

バルブガイド製作・打替
バルブガイド穴真円修正

上記作業で旧ガイドを抜いた際、ヘッド側の穴があれている事がよくありますのでこの作業が必要です。

バルブガイド穴真円修正
シートリング製作・入替・カット

度重なるシート研磨により、理想的なツキ出し値が得られない場合は必要となります。
ツキ出し値が許容内であれば、研磨のみとなります。

その他

※その他、面研磨・プラグホール修理・ロッカーブッシング・ロッカーアームサイドプレイ調整(シム未使用)・各部修理、お問い合わせください。

ヘッドオーバーホール

※ ナックルのヘッドは、特殊な作業方法となりますので割増料金となります。

ヘッドオーバーホール